東京芝2500の伝統のGIIハンデ戦。24年は父キングカメハメハが勝ち父ロードカナロアが3着。23年は母父ディープインパクトが勝ち父ディープインパクトが2着3着。キングカメハメハとディープインパクトの2大種牡馬の血が強い、という身も蓋もない傾向になっている。同じ東京芝2500のGIIアルゼンチン共和国杯も似た傾向で、昨秋はキングカメハメハ系(父キングカメハメハ、父ロードカナロア、父ミッキーロケット)が1〜3着を占めた。ちなみにキングカメハメハ×ディープインパクトのヒートオンビートは東京芝2500重賞で[1-1-2-1]と毎年好走。(解説:望田潤)
アドマイヤテラ アドマイヤラヴィの3/4弟で、グランアルマダの甥で、母アドマイヤミヤビはクイーンC勝ち。牝祖ライクザウインドの子孫にルフトシュトロームやサーマルウインドなどがいる。父レイデオロは日本ダービーと天皇賞(秋)に勝ちサンライズアースやトロヴァトーレなどを輩出。本馬は父母ともにウインドインハーヘア牝系なのでその4×4をもつ。長いところ向きの血統で着実に成長しているが、立ち肩のレイデオロ産駒だから東京の良だと斬れ味で見劣る。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○
ヴェルミセル ヒシカツジェームスの姪で、ドロップオブライトやプレシャスエースのイトコ。母マルーンドロップは2勝(芝1700〜1800)。ブレイブスマッシュやライラックも同牝系。父ゴールドシップはステイゴールドの代表産駒でユーバーレーベンやウインキートスなど牝駒がよく走る。日経賞はジワジワ詰めて3着争いに加わっていたが、あのコーナリングだと中山より東京のほうがいいか。ここもハンデは軽いだろうし、ダイヤモンドS3着ぐらいは。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎