エリザベス女王杯のステップとして10月に行われていたGII別定戦だが、今年から6月に移行しGIIIハンデ戦に。これまでとは傾向がガラリ変わるかも。24年はブレイディヴェーグとシンティレーション、ロードカナロア産駒のワンツーで、3着はルーラーシップ産駒のマスクトディーヴァ。22年はイズジョーノキセキが勝ってソダシが2着と母父キングカメハメハのワンツー。最近はキングカメハメハの孫が強い。また24年1着ブレイディヴェーグと2着シンティレーション、23年1着ディヴィーナはリヴァーマンの血を引く点が共通。ご存じのとおりリヴァーマンは牝馬に斬れ味をよく伝える血だ。(解説:望田潤)
カナテープ スカイロケットの半姉で、オータムレッドの叔母で、ベストアプローチのイトコ。母ティッカーテープはQエリザベス二世チャレンジカップS(米G1・芝9F)勝ち馬。そこにロードカナロアで、本馬はストームキャットの3/4同血クロス3×4など父母相似配合になっている。どちらかといえば母似で、マイル戦は[0-2-1-1]と少し詰めが甘く、戦績どおり大箱1800が最も斬れそうなタイプだ。スローの上がりのケイバのほうが差しやすいだろう。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
セキトバイースト ジョバンニの半姉でマテンロウアレスやアスタービーナスの半妹。母ベアフットレディはネルグウィンS(英G3・芝7F)勝ち馬。母父フットステップスインザサンドは英2000ギニー馬。父デクラレーションオブウォーはトップナイフ、タマモブラックタイ、セットアップなどを輩出。母系にオリオールの血が入るので理想は単騎逃げだが、