開幕週の福島芝1800で行われるハンデ重賞。24年4人気2着シリウスコルト(父マクフィ)、23年4人気2着シルトホルン(ダンジグ4×3)、22年8人気2着ショウナンマグマ(父ザファクター)、21年7人気3着ノースブリッジ(父モーリス)、20年8人気1着バビット(父ナカヤマフェスタ)と、ダンジグの血を引く馬が毎年馬券に絡み穴になっている。小回り1800の機動力はダンジグということで、取り上げたなかでこの血を引くのはトレサフィール(Danzig5×5)だけ。(解説:望田潤)
エーオーキング ユメハハテシナクの半弟で、母テイコフトウショウはJRA3勝(芝1800〜2200)。トウショウカレッジ、ウオッカ、シスタートウショウ、シーイズトウショウも同牝系。父リアルスティールはラヴズオンリーユーの全兄でフォーエバーヤング、レーベンスティール、チカッパなどを出している。水仙賞は超スローに落として逃げ切り。母父タイキシャトルの逃げ馬といえばバビットと重なるし、ヘイローのクロス馬らしい脚捌きで小回り1800も合っているだろう。
距離◎ スピード◎ 底力○ コース◎
ショウナンマクベス スタッドリーやオーケーカルメンの半弟で、シャトーブランシュの甥で、イクイノックスやヴァイスメテオールのイトコ。母ウインフロレゾンはJRA2勝(芝1600〜2400)。牝祖メゾンブランシュはクイーンS3着。父リオンディーズは名牝シーザリオの息子で朝日杯FSに勝ち、ミュージアムマイルやテーオーロイヤルなどを出している。母方のハイペリオン的粘着力を受け、先行しぶとい中距離馬。適性的には小回り1800より大箱2000がベターだろう。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○