夏の小倉開催2週目で高速決着は必至。過去5年でいうと、牡セン[2-3-1-43]牝[3-2-4-32]で、アイビスサマーダッシュほどではないが牝馬優勢。馬券に絡んだ3歳馬3頭(ピューロマジック、ヨカヨカ、ナムラクレア)も全て牝だ。毎年けっこうな前傾ラップになるが、逃げた馬は過去5年[2-1-1-1]。近3年の1〜3着馬9頭のうち、ピューロマジック(24年1着)、ジャスパークローネ(23年1着)、ボンボヤージ(22年1着)、モズメイメイ(24年3着)、ナムラクレア(22年3着)がストームキャットとサーアイヴァーを併せ持っていた。キタノエクスプレスはピューロマジックと同じアジアエクスプレス×ディープインパクトでストームキャットとサーアイヴァーをもつ。(解説:望田潤)
アブキールベイ 牝祖コンポージャーはサンタアニタオークス(米G1・ダ8.5F)勝ち馬で、ロイヤルデルタS(米G2・ダ8.5F)のペンウィズの母。本馬はサンデーサイレンス4×3とロイヤルアカデミーII≒ストームキャット4×3をもつので、父ファインニードルの代表産駒エイシンフェンサーと配合パターンが似る。マーガレットSは降雪の中だったし、実質良馬場の芝1200では[3-1-0-0]と底を見せていない。葵S勝ち馬が次走北九州記念に出ると[1-1-0-1]。昨年のピューロマジックにつづくか。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース◎
キタノエクスプレス キタノセレナードの半兄でキタノユーリンの半弟で、キングスレガリアやオスカールビーの甥で、母母リキセレナードは小倉3歳S勝ち馬。父アジアエクスプレスはヘニーヒューズの代表産駒でソロユニットやワールドタキオンなどの父。アジアエクスプレス×ディープインパクトはピューロマジック=メディーヴァルきょうだいと同じ。アウトブリードで6歳にして芝短距離で本格化しオープン入り。ダートも走る馬で脚元からも馬場は渋ったほうがいいか。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○