
函館記念を制したヴェローチェエラ(撮影:山中博喜)
函館、小倉、福島開催になり、完全に夏競馬という空気になりました!
今週は古馬戦である函館記念の回顧を取り上げます。
2025年6月29日 函館記念舞台:函館 芝2,000m
勝ち時計:1:57.6
レースラップ:12.5 - 10.2 - 11.4 - 12.0 - 12.0 - 11.9 - 12.2 - 12.1 - 11.7 - 11.6
ペース:Hペース(58.1秒 – 59.5秒)
風向き:直線追い風
脚質:やや差し有利
馬場:フラット
【レースポイント】1.開幕3週目のAコースで馬場はフラット
2.直線追い風を考えても前半600mが34.1秒と速い。差し馬有利の展開。
3.札幌記念にも直結しそうなレース内容
【レース概要】 函館記念は開催が前倒しになり、今年は開幕Aコース3週目。
先週の雨の影響が残り、馬場は全体的に荒れ気味。1200m戦でも外を回して好走する馬が出てきており、内・外のバイアスはフラットな状態で行われた。
当日は直線追い風が吹いていたが、それを考慮しても前半600mが34.1秒は速い。また、向正面も向かい風を受けながらペースは一切落ちず、前で競馬した馬は不利の大きい競馬になった。
以上より、今年の函館記念は馬場フラット、脚質はやや差し有利の競馬と判定。
また、道中でずっとワンペースな競馬になったこともあり、小回りらしい器用さは求められていない。つまり、今年の函館記念は札幌記念に直結しそうなレースだった。
その上、開催時期が前倒しになったことで、札幌記念までに余裕をもった調整をすることが可能に。以上より、函館記念上位組が札幌記念でも好走できる可能性が高いだろう。
【回顧点数表】各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。
5点:スムーズで恩恵ある
4点:能力通り
3点:やや不利があるも許容
2点:不利による影響あり
1点:完全に参考外
【各馬解説】1着:ヴェローチェエラ 4点
出たなりで中団後ろ。残り800mから早めに仕掛けて直線入口で早くも先頭。そのまま