【TUF杯予想】ストームキャット直系種牡馬の産駒が7頭登場 高いダート適性を示す3歳馬エコロアゼルに注目
ストームキャット「5×4」のクロスも併せ持つ
「TUF杯」にはダート1150mの短距離戦らしく、大種牡馬ストームキャット直父系サイアーの産駒が7頭も出走する。それも大半が人気上位馬だ。
▽ルディック(父イントゥミスチーフ)
▽エコロアゼル(父シャンスロット)
▽アロットドリーム、ドンレパルス(父ディスクリートキャット)
▽ショウナンアビアス(父ドレフォン)
▽アイアムユウシュン、グリュースゴット(父ヘニーヒューズ)
そろって高いダート適性を示している有力馬が多いので、甲乙つけ難いが、1200m[3-0-0-0]。それも一戦ごとにタイムを短縮している3歳牡馬エコロアゼル(父シャンスロット、その4代父がストームキャット)に注目したい。前走のダート1200m「1分09秒8」は時計の出る重馬場の記録なので過信できないが、1200m1分09秒8はここでは断然最速の記録。1150mだと推定1分06秒台後半に相当する。
ただ1頭の3歳馬だけに負担重量は4歳以上の牡馬より3キロ軽い55キロ。この距離だけにミスタープロスペクターのクロスを持つ相手はいるが、エコロアゼルにはライバルにはみられないストームキャット「5×4」のクロスまで併せ持つのが強みだ。
阪神の前走は前後半「34秒7-35秒1」=1分09秒8。ダッシュ力上位とはいえないのでもまれると失速の凡走はあるが、5馬身差独走の前走は、自身の上がり「35秒1-11秒9」。追って差を広げたので、追い比べの直線で伸びる可能性を秘めている。
今回は16頭立ての11番枠。もっと外が欲しかったが、幸い自分より外に猛ダッシュを誇る馬は少ない。もまれる心配は小さいと思える。相手本線は、ルディック、ショウナンアビアス、ドンレパルス。