小倉で行われた過去5年(19〜23年)の連対馬10頭のうち、エヒト、テーオーシリウス、メールドグラース、ヒンドゥタイムズ、ヒュミドールの5頭がグレイソヴリンの血を引いている。また21年はモズナガレボシとヒュミドール、プリンスリーギフトをもつ馬のワンツーで、20年の勝ち馬アールスターもプリンスリーギフトもち。レトロなナスルーラ血脈が強いレースといえるか。良馬場で1分57秒台の高速決着だと、23年エヒト、22年マリアエレーナ、20年アールスターとイン差しが勝っている。17年タツゴウゲキもイン差しだし、18年トリオンフは4角先頭だった。(解説:望田潤)
ナムラエイハブ 母ナムラアンはJRA5勝(芝1800〜2000)のオープン馬。母母アイリッシュピースはハーツクライの全姉で曾孫にナムラフッカーがいる。オメガハートランドやオメガハートロックも近親。父リアルスティールはラヴズオンリーユーの全兄でフォーエバーヤング、レーベンスティール、チカッパなどの父。ハーツクライ牝系でリアルスティール×エンパイアメーカーだからパワーとスタミナの中距離馬。距離は1800より2000がいいし、時計や上がりがかかれば出番が。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○
ハピ リトルハピの全兄で、アウトレンジの半兄で、ダノンアイリスの甥で、母母カリフォルニアネクターはサンタイネスS(米G2・ダ7F)勝ち。父キズナはジャスティンミラノやソングラインを出す昨年のリーディングサイアー。見た目はわりと父似だが、ストームキャット3×4らしい脚捌きで、牝系の奥にはアリバイ的なパワーとスタミナも強い。ダートのオープン馬だが、新潟大賞典は稍重で時計がかかりパワーで追い込んできた。高速馬場では苦しいので雨が欲しい。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○