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【福永祐一調教師が見た“子どもたち”】ピクシーナイト産駒に感じた、あの頃の鼓動

  • 2025年07月16日(水) 18時02分
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▲福永師がピクシーナイトの初年度産駒について思いを語る(撮影:橋本健)


「ロードカナロア以来、世界を意識した馬だった」──福永祐一調教師がそう語るのは、現役時代に手綱を取ったピクシーナイト。その初年度産駒が、セレクトセール2025に姿を現しました。

スプリンターにしては珍しい大人しい気性、そして鋭いスピード。騎手としてともに歩んだ日々を知る福永師は、産駒たちに何を感じたのでしょうか。セレクトセールの会場で、その印象と期待を語っていただきました。
(取材・構成=小田穂乃実)

「いかにもスピードがありそうなタイプ」


──この当歳セリでピクシーナイト産駒が初めて登場しました。ご覧になられて福永調教師の目にはどのように映りましたか。

福永 良さそうでしたね。いかにもスピードがありそうなタイプで、ピクシーナイトのいいところをしっかり受け継いでいますね。

──福永調教師は、2歳時から3歳時までピクシーナイトの手綱を執っておられました。当時のピクシーナイトの印象はいかがでしたか。

福永 カナロア以来、世界で通用する能力を感じた馬でしたね。まだまだ未完成の3歳の時点でスプリンターズSを勝ってしまうくらいですからね。

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▲3歳でスプリンターズSを制覇(撮影:橋本健)


──これまで数々の名馬にまたがってきた福永調教師にとっても、感じる素質はやはり相当なものだったんですね。


福永 そうですね。香港スプリント以降は調子が上がってこず思うような結果を残せなかったですが、もともと持っていた能力はかなり高かったと思いますよ。

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▲福永師も惚れ込んだポテンシャル(撮影:橋本健)


──今後、種牡馬としての活躍も楽しみですね。

福永 気性も大人しかったですし、きっと優秀な能力を受け継いだ子どもを出してくれるんじゃないかなと思います。

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▲夢の続きは“子どもたち”に…(撮影:橋本健)


(文中敬称略)

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