新潟芝外1600の別定重賞だが、過去5年の平均馬連配当は6134円と荒れ模様。24年8人気2着ディオ(母母父ストームキャット)、23年4人気1着アヴェラーレ(母父ハーランズホリディ)、22年12人気2着シュリ(母父ジャイアンツコーズウェイ)、21年4人気1着ロータスランド(母父スキャットダディ)、20年8人気2着トロワゼトワル(父ロードカナロア)。ストームキャットの血を引く馬が5年連続連対中で、しかも美味しい馬券になっている。取り上げたなかではフォーチュンタイムが母母父ストームキャット。(解説:望田潤)
オフトレイル リゾランジ賞(仏G3・芝1200m)のローザインペリアルの半弟で、VRCヴィクトリアダービー(豪G1・芝2500m)のベニシオの甥。牝祖ビントマースカイはゴールデンスリッパーS(豪G1・芝1200m)勝ち馬で子孫に活躍馬多数。父ファーは英チャンピオンSの勝ち馬で、欧マイルG1勝ち馬を3頭出している。奥のあるマイラー血統で、ラジオNIKKEI賞に勝ちスワンS2着だからマイル戦で見直したいが、左回りに良績がないのは気になる。馬場が渋るのはプラスだろう。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○
シヴァース シュヴァルグランやヴィルシーナの甥でブラヴァスのイトコ。母ヴィブロスは秋華賞とドバイターフの勝ち馬。牝祖モーンオブソングはラーイの全妹で、グロリアスソングにさかのぼる名牝系。本馬はディヴィーナと同血(父が同じで母が全姉妹)の間柄になる。モーリス×ディープインパクトはジェラルディーナやアルナシームと同じ。母譲りの中距離体質で、きさらぎ賞僅差3着の1800がベスト距離とみたい。マイル戦だとスローを好位から抜け出す形が理想。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎