今年は中京ダ1400で行われる東海S。17〜19年と23年に同コースで行われていたプロキオンSが改称したという位置づけだ。23年は594キロのドンフランキーが巨体を揺るがせ逃げ切り。19年も548キロのアルクトスが勝っており、大型馬が強いコースといえるか。ドンフランキーはヘイロー3×4、アルクトスはヘイロー4×4と、ともにヘイローのクロスをもつ点も共通する。大きくても先行力機動力は必要なコースということ。あと血統とは関係ないが、2020年以降の中京ダ1400のオープン競走(12頭立て以上)のデータでいうと、明らかに1〜2枠の成績が良く7〜8枠の成績が悪い。(解説:望田潤)
コンクイスタ ファンディーナやクードメイトルの半弟で、北米G1を4勝エモリエントのイトコ。牝祖クードジェニーはマキャベリアンの全妹で仏2歳女王。バゴやナムラクレアなども近親の名門牝系だ。父ロードカナロアは今年のJRAリーディング首位を快走中で、ダートでもコスタノヴァやレッドルゼルがGIを勝っている。母母父がエーピーインディなので大箱向きのダート馬で、左回りにも良績があるが、欅Sでビダーヤに完敗しているのをどう見るか。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
サンライズフレイム 母マストバイアイテムはJRA3勝(ダ1000〜1200)。繁殖としても優秀で、JRA出走産駒4頭はドライスタウト、ヨハン、ノーリスと全てオープン〜上級に出世している。父ドレフォンはジオグリフ、ミッキーファイト、ワープスピードなどを出すストームキャット系。ドレフォン×アフリートのイメージどおりの揉まれ弱い1400型。外に持ち出せれば必ず伸びる馬で、6〜8枠に入ったときは7戦6勝だが、中京は外枠不利なのが…。根岸Sのように先行する手もあるか。
距離◎ スピード◎ 底力◎ コース○