【アイビスSD予想】前走1000直好走組に注目 枠順・前走条件から見る各馬の評価とは
前年好走馬3頭も意識しておきたい
最近のアイビスサマーダッシュは初期より常識にかかるようになってきており、前走ダート組や、今年は不在だが前走1400m以上の馬は走らなくなっている。予想はひねりすぎにならない範囲でまとめたい。
人気はピューロマジックだろうか。序盤のスピードは説明不要のものだが、初めて挑戦する条件で人気というのは馬券的な観点だとプラスではない。また1000直であっても道中の溜めは必要になる。今回は6番枠、それでもハナを取りに行けるだろうが、その負荷が終盤響いてくるかどうかだろう。
テイエムスパーダは昨年のアイビスSDで3着、前走の韋駄天Sは1着とこのコースで結果が出ている。当時はともに枠順に恵まれた面はあるが、前年好走馬はやはり意識しておきたいところだ。しかも今年の13番枠も悪くない枠順だ。
最近のアイビスSDにおける前走1000直組は好走してきた馬がまた走る傾向が強いが、前走条件戦組は22年トキメキが3番人気11着など、条件戦組の好走例がない。というか、前走条件戦の1000直から来る出走例自体がほとんどない。駿風Sから来るカフジテトラゴンとニシノコニャックはちょっと気になる馬たちだが、内枠でもあるし、軸というよりはヒモに入れるかどうかの存在と個人的には考えている。
前走芝1200m組は重賞を好走してきた馬がいないので、安達太良Sの上位馬がある程度売れそう。ただ当時の1、2、3着馬は人気順だと6、8、5番人気で、どこまでアテにしてよいものか悩む。勝ってきたカルロヴェローチェは16番枠ということもあって軽んじるわけにはいかないが、コラソンビートは56→55キロだし、ブーケファロスやショウナンハクラクも含めて本来決定的な差はない。
先述してきたように1200m重賞組は前走着順だけでは買いづらいが、昨年のこのレースを勝ったモズメイメイと、2着だったウイングレイテストは忘れてはならない存在だ。しかもモズメイメイは大外枠。ウイングレイテストの10番枠も十分勝負権がある枠順だろう。