ワンターンで長い直線の芝マイル戦。近5年の出走頭数はいずれも11〜12頭で、勝ち馬の4角平均順位は5.6だから、中団からズバッと差し切ってしまう斬れ味が必要だ。近5年の勝ち馬のうち4頭は前走芝マイル戦を勝っており、4頭は上がり1位をマークしていた。しかしながら勝ち馬の父をみると、ダイワメジャー×2、バゴ、ダノンバラード、グレンイーグルスと、あまり斬れ味勝負の血統ではないのが面白い。過去5年において馬券に絡んだ15頭のうち、6人気以下は2頭だけ。上位人気馬の差しが強いレースだ。(解説:望田潤)
サノノグレーター 22年新潟2歳S2着ウインオーディンの甥。母母ピエナビーナスはクイーンS勝ち馬。父グレーターロンドンは中京記念に勝ったディープインパクト産駒で、ロンドンプラン、ユリーシャ、チャンネルトンネル、スターターンなどの父。まだトモの緩さはあるが、脚長で父とトニービンとカーリアンの斬れで差す1800型というイメージで、東京マイルを上がり33秒台でナデ斬り新馬勝ち。ウインオーディン同様、このレースに向いたタイプといえる。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
サンアントワーヌ ピックデムッシュの半妹で、