狙える前走距離とは?
紫苑Sの登録馬は15頭だが、前走でオープンに出ていた馬はオークス組から来る2頭のみとなった。
重賞になって10回目の紫苑Sだが、前走オープン組の出走数は9、6、9、7、10、6、7、4、5頭となっていた。今年は2頭がともに出走したとしても過去最少である。大レースに直行する馬が増えた結果だろうか。
前走オークス組は昨年・一昨年とも2頭のみで、そのうちの片方が2着。となると今年も2頭のうち片方は馬券に絡むと見ておいたほうがよさそうだが、仮に両方絡んだとしても3連複・3連単にはもう1頭、前走条件戦組が絡むことになる。
過去9回の前走未勝利組は[0-0-0-6]でさすがに全滅。1勝クラス組は[1-1-2-49]、2勝クラス組は[1-1-1-15]となっている。3勝クラス組は2頭しかおらず15番人気12着と13番人気15着。
3勝クラス組は数が少なく、判断がつかない。今年は1頭のみでそれが阪神JF3着のテリオスララ。前走1番人気13着とはいえ休み明けだったし、この馬はとりあえずキープというか、消さずに馬券の対象にはしたい。
そして前走2勝クラスも今年は不在で、前走1勝クラス組の11頭からシルシの対象とする馬を絞ることになる。
先述した[1-1-2-49]で馬券に絡んだ4頭のうち3頭は前走1着。残りは前走3着だった。前走距離は2000m組が[1-1-1-10]に対し1800m組は[0-0-1-29]。ここにはかなりはっきりした違いがある。しかも今年は前走1勝クラスの2000m戦に出走していた馬がサタデーサンライズしかいない。2着に負けたがもともとは忘れな草賞2着でオークスにも出走した馬。この連載で特定の馬を推すのは珍しいが、この馬と先述したテリオスララ、オークス5着のリンクスティップ。この3頭のうち2頭は馬券に絡む前提で3連複を検討したい。