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【ローズS予想】1勝クラス組とキャリア

  • 2025年09月09日(火) 12時00分

狙えるキャリア数の線引きとは?


 先週の紫苑Sは前走1勝クラス組の1、2、3着。前走オープン組が2頭しかおらず、1勝クラス組は9頭いるという数の力でそのまま押し切った結果だった。

 今週のローズSも既成勢力vs新興勢力という構図になるが、こちらは過去10年の前走1勝クラス組が[4-5-2-45]で、もともと紫苑Sより好走馬の数が多い。2勝クラス組の[0-2-4-20]に複勝率で負けている(1勝クラス組19.6%・2勝クラス組23.1%)が、連対率では勝っている(16.1%と7.7%)し、勝ち馬も4頭出ている。

 先述の[4-5-2-45]をキャリア別成績で見ると、以下のようになる。

回収率向上大作戦


 キャリア9、10戦で複穴をあけた馬もいるが、全体としてはキャリアが浅い馬のほうが良く、キャリア5戦以下と6戦以上で分けると複勝率は前者が36.4%、後者が8.8%となる。勝ち馬4頭もすべてキャリア5戦以下だ。

 今回の登録馬に前走1勝クラス組は8頭。そのうちキャリア5戦以下は5頭で、勝ってきた馬となるとフェアリーライク、セナスタイル、マトラコーニッシュとなる。それぞれある程度配当がつきそうな馬なので、最終的に出走するようなら積極的に買い目に取り入れたい。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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