狙えるキャリア数の線引きとは?
先週の紫苑Sは前走1勝クラス組の1、2、3着。前走オープン組が2頭しかおらず、1勝クラス組は9頭いるという数の力でそのまま押し切った結果だった。
今週のローズSも既成勢力vs新興勢力という構図になるが、こちらは過去10年の前走1勝クラス組が[4-5-2-45]で、もともと紫苑Sより好走馬の数が多い。2勝クラス組の[0-2-4-20]に複勝率で負けている(1勝クラス組19.6%・2勝クラス組23.1%)が、連対率では勝っている(16.1%と7.7%)し、勝ち馬も4頭出ている。
先述の[4-5-2-45]をキャリア別成績で見ると、以下のようになる。
キャリア9、10戦で複穴をあけた馬もいるが、全体としてはキャリアが浅い馬のほうが良く、キャリア5戦以下と6戦以上で分けると複勝率は前者が36.4%、後者が8.8%となる。勝ち馬4頭もすべてキャリア5戦以下だ。
今回の登録馬に前走1勝クラス組は8頭。そのうちキャリア5戦以下は5頭で、勝ってきた馬となるとフェアリーライク、セナスタイル、マトラコーニッシュとなる。それぞれある程度配当がつきそうな馬なので、最終的に出走するようなら積極的に買い目に取り入れたい。