こちらのコラムでは、俺プロ出身のバフンウニ氏が当週の重賞注目馬についての見解、さらに平場予想でも使える馬券テクニックを紹介。特別登録時点での独自指数も併せて公開します。
今週バフンウニ氏が注目したのは、京都競馬場で行われるスワンステークス(GII)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!
マイル路線の有力馬も参戦
今週末に行われるスワンSは、マイルCSの前哨戦のひとつで、過去にはこのレースを経て同年のマイルCSを制した馬が8頭いるが、2000年以降に限ると、2010年のエイシンフォワードのみ。2023年、2024年はスワンS組の出走自体がなかった。
ただ、今年はスワンSの開催時期が3週繰り上げられたことで、マイルCSまでの間隔が中2週から中5週に延びた。これにより、マイルCSを見据えた有力馬が出走しやすくなりそう。実際に、昨年のマイルCSで好走したウインマーベルに加え、昨年の朝日杯FSで好走し、今年のNHKマイルCでも上位人気に推されたアドマイヤズームやランスオブカオスといった有力馬が出走する。
追い込み決着だったNHKマイルC
今年のNHKマイルCは、通過タイムが3ハロン33.4秒、4ハロン44.6秒というハイペースだったこともあり、初角で10番手以下だった馬が1〜3着を独占する、追い込み決着の展開になった。競馬は基本的に先行した馬が有利なだけに、追い込み馬が上位に何頭も食い込むのは、特殊な展開。こうなると位置取りによる有利不利が大きいだけに、位置取り別の次走成績にも強い傾向が出ている。
ここでは、5着以内の馬のうち3頭以上が初角10番手以下だったレースを「追い込み決着レース」と定義して、次走成績を検証した。
追い込み決着の展開で後方からレースをして恵まれた馬は、次走で人気を裏切ることも多い。逆に前崩れの展開を先行して敗れた馬には着順以上の評価が必要で、次走で積極的に狙いたい。