【秋華賞予想】牝馬三冠最終戦 脚質から見る各馬の評価は?
秋華賞は差し有利のレース
本来、秋華賞でいちばん信頼できる臨戦パターンはオークスで1〜3着してからの秋華賞直行。過去10年だと[6-1-3-3]で複勝率は実に76.9%だ。
しかし今年はオークス2、3着馬が不在のうえ、オークス馬カムニャックはローズSを使ってきた。ローズSを使うことがマイナスとは言えないので、やはりカムニャックには一定の評価をしなくてはならない。枠はだいぶ外だが、スティルインラブやミッキークイーンのように外枠を克服したケースはある。秋華賞は差し有利のレースでもあり、脚質もレースに合う。
一方で、オークス4着以下からの直行は過去10年だと[0-0-0-13]。秋華賞の歴史全体でも[0-0-1-30]。第1回秋華賞のロゼカラー(オークス4着→秋華賞3着)しか馬券に絡んでいない。これを見てしまうとエンブロイダリーとブラウンラチェットには手を出しづらい。シルシを打つとしてもどちらか片方に△くらいか。
ローズS組は上位馬がすべて差しで好走した馬なので、テレサやセナスタイルなど負けてきた組にも目を配りたい。セナスタイルはまだキャリア3戦だし、最後方にいた結果とはいえ上がり最速。秋華賞でも人気以上に走ってくる可能性はある。
ローズSの大敗組ではパラディレーヌにシルシを回しておきたい。オークス4着は先着順でいうとカムニャックに続く2番目。数字として速い上がりは出せないが、全体に上がりがかかる展開での差し合戦なら出番がある。
紫苑S組は、過去10年という括りだとローズS組と同じくらい本番で戦えている。ただ勝ってきたケリフレッドアスクと3着ダノンフェアレディは位置を取るタイプで、秋華賞の脚質傾向には合っていない。この組で重視するならジョスランだろう。