過去のレース実績から導く
ジャパンカップは基本的に堅い重賞で、最近は予想できないような人気薄馬が絡んでくることはほとんどない。
前走で国内のGIに出走した日本調教馬は[7-6-6-43]だが、そのうち前走1〜3着馬が[5-4-4-8]で複勝率61.9%。前走4着以下の馬は[2-2-2-35]で複勝率14.6%だから、GIといえど大きく負けてくるとだいぶ厳しい話になってくる。
ただ、10年間で1〜3着馬が2頭ずつ出ているわけだから、該当馬をすべて消してしまうこともできない。その6頭はというと……
ということで、ラストインパクト以外はGI馬だった。過去20年まで広げるとGI馬のほうにエピファネイア、トーセンジョーダン、ブエナビスタ、ジャガーメイル、オウケンブルースリ、アドマイヤムーンが加わり、GI勝ちがなかったのはデニムアンドルビー、ポップロック、ハーツクライの3頭。ただポップロックはGIでの2着が複数回あった。
今年は前走天皇賞(秋)の1、3、7、8、10、12、13着馬が出走するが、7着以下だった馬のうちGI馬はタスティエーラとブレイディヴェーグ。タスティエーラあたりはちょうど配当妙味があるところだし、ブレイディヴェーグはトーセンジョーダンやジャガーメイルのような「いきなりここで復活」を意識して3着にだけ押さえても面白いかもしれない。