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【ジャパンC予想】前走GIの4着以下から復活があるなら

  • 2025年11月25日(火) 12時00分

過去のレース実績から導く


 ジャパンカップは基本的に堅い重賞で、最近は予想できないような人気薄馬が絡んでくることはほとんどない。

 前走で国内のGIに出走した日本調教馬は[7-6-6-43]だが、そのうち前走1〜3着馬が[5-4-4-8]で複勝率61.9%。前走4着以下の馬は[2-2-2-35]で複勝率14.6%だから、GIといえど大きく負けてくるとだいぶ厳しい話になってくる。

 ただ、10年間で1〜3着馬が2頭ずつ出ているわけだから、該当馬をすべて消してしまうこともできない。その6頭はというと……

回収率向上大作戦


 ということで、ラストインパクト以外はGI馬だった。過去20年まで広げるとGI馬のほうにエピファネイア、トーセンジョーダン、ブエナビスタ、ジャガーメイル、オウケンブルースリ、アドマイヤムーンが加わり、GI勝ちがなかったのはデニムアンドルビー、ポップロック、ハーツクライの3頭。ただポップロックはGIでの2着が複数回あった。

 今年は前走天皇賞(秋)の1、3、7、8、10、12、13着馬が出走するが、7着以下だった馬のうちGI馬はタスティエーラとブレイディヴェーグ。タスティエーラあたりはちょうど配当妙味があるところだし、ブレイディヴェーグはトーセンジョーダンやジャガーメイルのような「いきなりここで復活」を意識して3着にだけ押さえても面白いかもしれない。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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