同じ芝マイル重賞のサウジアラビアRCやデイリー杯2歳Sを使ってきた組がローテーション的には優勢だが、グレナディアガーズ(7人気1着)やグランレイ(14人気3着)など、穴になるのは前走芝1400組。ただし芝1400でも京王杯2歳S組は過去5年[0-0-0-13]と不振。ダイヤモンドノットにはイヤなデータが…。また新潟2歳S勝ちからの直行も過去10年[0-0-0-3]。トータルクラリティ3人気13着、ショックアクション6人気13着、ケイデンスコール4人気13着といずれも人気を裏切っている。リアライズシリウスはさて。
24年はアドマイヤズームとミュージアムマイル、母父ハーツクライのワンツーだった。22年は父ルーラーシップのドルチェモアが、21年は父ハーツクライのドウデュースが勝っており、最近はトニービンの血を引く馬が強い。サウジアラビアRC1着エコロアルバとデイリー杯2歳S2着カヴァレリッツォはトニービンの血も引くので、データ面からは推しやすい。(解説:望田潤)
アイガーリー レイトカンセイオーの半弟で、オリービンやピクシーダストの甥で、ルプリュフォールのイトコ。母チョコレートバインはJRA2勝(芝1400〜1600)。母母シャンクシーはアスタルテ賞(仏G2・芝1600m)勝ち馬。父モズアスコットは安田記念とフェブラリーSに勝ちファウストラーゼンやエコロアルバを出している。母父がディープインパクトなので細身でしなやかで、シャンクシーの牝系だから揉まれず先行ならしぶとい。デイリー杯2歳Sは前2頭に完敗だったが…。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
アドマイヤクワッズ JRAプレート(豪G3・芝2000m)のパスズオブグローリーの甥で、母母パシフィックリムはマルレ賞(仏G2・芝2400m)勝ち馬。母父ゾファニーはハービンジャーと同じダンジリ産駒で、サンライズジパングやリカンカブールの母父でもある。父リアルスティールはフォーエバーヤングやレーベンスティールなどを輩出。母父父ダンジリのナタの斬れで差すので、ダノンザキッドのようなイメージで大箱1800ベストだろう。デイリー杯2歳Sは併せ馬で競り勝ったように底力秘める。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎