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【朝日杯FS予想】朝日杯FSに繋がっている重賞は

  • 2025年12月16日(火) 12時00分

サウジアラビアRCとデイリー杯2歳Sの好走馬に注目


 今年の朝日杯フューチュリティステークスには重賞勝ち馬4頭、重賞2着のみある馬が1頭登録している。

 例年はどれくらいが出走しているかと過去10年で見ると、重賞勝ち馬は少ない年で3頭、多い年で6頭。10年の平均が4.1頭だから、今年はほぼ平均的状況ということになる。「重賞連対馬」に広げると3〜8頭で、平均6.3頭だからやや少ない。

 さて、今回は「2歳重賞のうちどれが朝日杯FSに繋がっているか」ということを見てみたい。レース予想では前走レース別成績を使うことが多いが、好走した重賞から1走挟んで朝日杯FSに来るようなこともある。そこで好走した重賞のほうを起点にして、その「好走馬」が朝日杯FSでどのような結果を出したかということを調べてみる。

 対象は多いほうがよいので今回は「過去10年の2歳重賞連対馬」を対象とする。今回の登録馬が該当する重賞について、過去の連対馬が朝日杯FSでどんな結果を残したかというと、以下の通りとなる。

回収率向上大作戦


 この10年の間には京都改修による施行場変更などもあったのでだいぶ雑な話ではあるが、サウジアラビアRCとデイリー杯2歳Sは該当馬の半分が朝日杯FSで馬券に絡んでいる。デイリー杯2歳S組で2016年ボンセルヴィーソの12番人気3着があった以外は人気薄での激走はあまり無い。同じレースから連対馬の両方が出走したときは朝日杯FSで人気上位のほうが馬券に絡むことが多いので、単回収率などは地味に出ている。

 今年はサウジアラビアRC勝ちのエコロアルバ、デイリー杯2歳S勝ちのアドマイヤクワッズが2〜3番人気あたりになりそう。本命党でなくても、このあたりの馬は重視せざるをえない。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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