サウジアラビアRCとデイリー杯2歳Sの好走馬に注目
今年の朝日杯フューチュリティステークスには重賞勝ち馬4頭、重賞2着のみある馬が1頭登録している。
例年はどれくらいが出走しているかと過去10年で見ると、重賞勝ち馬は少ない年で3頭、多い年で6頭。10年の平均が4.1頭だから、今年はほぼ平均的状況ということになる。「重賞連対馬」に広げると3〜8頭で、平均6.3頭だからやや少ない。
さて、今回は「2歳重賞のうちどれが朝日杯FSに繋がっているか」ということを見てみたい。レース予想では前走レース別成績を使うことが多いが、好走した重賞から1走挟んで朝日杯FSに来るようなこともある。そこで好走した重賞のほうを起点にして、その「好走馬」が朝日杯FSでどのような結果を出したかということを調べてみる。
対象は多いほうがよいので今回は「過去10年の2歳重賞連対馬」を対象とする。今回の登録馬が該当する重賞について、過去の連対馬が朝日杯FSでどんな結果を残したかというと、以下の通りとなる。
この10年の間には京都改修による施行場変更などもあったのでだいぶ雑な話ではあるが、サウジアラビアRCとデイリー杯2歳Sは該当馬の半分が朝日杯FSで馬券に絡んでいる。デイリー杯2歳S組で2016年ボンセルヴィーソの12番人気3着があった以外は人気薄での激走はあまり無い。同じレースから連対馬の両方が出走したときは朝日杯FSで人気上位のほうが馬券に絡むことが多いので、単回収率などは地味に出ている。
今年はサウジアラビアRC勝ちのエコロアルバ、デイリー杯2歳S勝ちのアドマイヤクワッズが2〜3番人気あたりになりそう。本命党でなくても、このあたりの馬は重視せざるをえない。