■今回は不利が全て。巻き返しに期待
フィールドオアシス 2月10日の京都で行われた北山S・3着以来、3か月以上の休み明けだったが、馬はキッチリと仕上がっていて、走れる態勢だった。ただ、今回は直線で内から寄ってきた馬に馬体をぶつけられる不利。伸びかけていたところで、あれはきつかった。休養前にはマーチS(G3)を勝ったナナヨーヒマワリとコンマ3秒差の競馬をしているように、能力的にはこのクラスを勝てるだけのものを持っているし、一叩きされて筋肉に更なる張りが出てくれば、次走は当然勝ち負け。馬場は脚抜きが良い方が、距離はマイルから少し長めが良い。
■良馬場ならすぐに勝てる馬
スターキャンドル 今回が初戦。ブライアンズタイム産駒らしい、筋肉量のある馬で、今の時期の牝馬限定未勝利戦では明らかに見映えのする馬。脚も細くて本来は脚抜きの良い軽い馬場にも対応できるタイプなのだが、今回は肩の出がゴトゴトしていて歩様が硬かった。その分ストライドを伸ばすことができず、上がり3ハロン36.9秒と速い上がりタイムに対応できなかったのだろう。まだ今回は余裕があったし、次走絞れて歩様がほぐれてくれば、すぐに勝ち上がれる。ただ、馬場は良馬場の方が良い。
■距離延長、良馬場で狙い目!
エイワイエヤス チークピーシーズ着用で、体型的にも先行できるタイプなのだが、このクラスの1400mはこの馬にとって忙しいのか、道中は後方からの競馬。直線で多少差を詰めたが、前との差はかなりあった。ただ、返し馬のフットワークを見るともっとやれそうな能力を持った馬だし、今回は骨格がしっかりしているので軽い馬場も合わなかった感がある。今回は休み明けでもあったし、良馬場でマイル以上の距離ならスンナリ巻き返せてもおかしくはない。
■良馬場での巻き返しに期待!
モンサンミシェル 個人的にここ2走本命にしたのだが、レース内容はさっぱりだった。フレンチデピュティ産駒で、体型的には道悪をこなせるはずなのだが、結果的にどうも駄目なよう(2走前は良馬場表記も雨が降っていた)。ツナギに母父サンデーのバネが出ているし、その辺りが道悪馬場で逆に不利な材料になっているのだろう。柔らかい筋肉がしっかりと付いていて、このクラスを勝ち負けできる力は持っているし、3戦連続の惨敗でそろそろ人気も落ちてきそう。次辺り良馬場でやれるようなら狙い目だ。
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