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6月第2週の激走馬リスト

  • 2008年06月16日(月) 17時50分
■さすがの良血馬。すぐに勝てる。
アグネスフリーダム(3歳未勝利・9着)
 兄にダービー馬アグネスフライト、皐月賞馬アグネスタキオンがいて、父はダンスインザダークという超が付く良血馬。馬体もこの血統だけにもちろん良い。ダンスインザダーク産駒にしては脚や全体の骨格が軽いので、速い脚も使えるタイプ。返し馬の動きも後肢のバネが良く効いていて、さすが良血と思わせる良いフットワークだった。今回は明らかに太め残りだったし、次走への上積みは十分にある。スムーズなローテーションで使えれば、すぐに勝ち上がれるだろう。

■次走すぐに勝ち上がれる!
メイショウラダック(障害未勝利・6着)
 今回が初障害。平地でも十分に戦えそうな体つきではあるが、体型と馬体のバランスを考えると障害向き。今回はまだトモ・肩周り共に実の入りが甘かったし、使ってから良くなりそうなイメージを持っていたのだが、レース内容的にも期待に十分応えてくれるものだったと思う。これで障害に必要な筋肉が付いてくるだろうし、そうなってくれば未勝利はすぐに勝ち上がれる。また、オープンに上がってからも楽しめそうな好素材だ。

■小倉向きのスピード!
アクアブルーマーチ(3歳500万下・13着)
 いつもパドックでは外を回り、気配良く周回する馬。ここ2走は番手に控える競馬だったが、今回は積極的にハナを切った。早めに人気のメイビリーヴが被せてきた事もあり着順は大きく負けてしまったが、内容はなかなか良かった。馬体の造りが軽く、今回の様な荒れ馬場よりも開幕週の様に馬場の状態が良い時期の方が合う。また、平坦コースも合っている感じで、坂のある阪神ではなく、平坦でスピードを生かせる小倉なら好走できそうだ。

■広いコースで巻き返す
アドマイヤスワット(あおぎりS・4着)
 前走で休み明けを一叩きされたお陰で、肩・トモ・背中などにグンと実が入り、この時期の3歳馬とは思えない、凄まじく重量感のある馬体になってきた。しかし今回は4着と惨敗。小回りの内枠で砂をかぶる競馬で、器用さの無さを露呈する結果となった。ただ、この馬の素質を考えればローカルの1700mなんかで結果を求める必要もない。今年の3歳ダート路線はサクセスブロッケン、ユビキタス、そして秋にはダート路線にまわるかも知れないブラックシェルなど非常にレベルが高いが、この馬もそれらの強豪と対等に渡り合える素材だと確信する。

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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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