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6月第3週の激走馬リスト

  • 2008年06月23日(月) 17時50分
■次走は確実に巻き返す!
ローランバーク(古馬500万下6着)

 馬体はキッチリできていたし、返し馬での後肢の蹴りも良かったのだが、レースでは出遅れてしまい、そこから何をするでもなく直線に向くまでジッとしたまま。むしろ前が詰まり気味で最後方まで下がってしまった。直線に向いて追い出してからは上がり3F34.6秒の鬼脚で追い上げるも、不良馬場で前も止まらず6着止まり。ちゃんと乗れていれば楽勝まであった内容だ。軽い造りで脚抜きの良い馬場は合うが、前のツナギが立ち気味なので良馬場でもOK。次走は勝負したい。

■稀代の雨女。晴れならオープンでも!
ウインシンシア(マーメイドS・8着)

 鈍くて持久力で押し切るタイプが多いダンスインザダーク産駒にしては、しなやかな筋肉を持っており、直線で鋭い末脚を使える馬。だいぶん解消されてはきたがツナギの角度が寝気味で、蹄もベタ気味なので、道悪はからっきし駄目なタイプ。3歳時も桜花賞のパドックでオークスを意識させる馬体を披露していたが、次走の矢車賞でまたしても道悪にその可能性を摘まれてまった。雨が苦手なのにやたらと雨が多い本当に運のない馬。ただ、晴れた時は凄い脚を使えるので、いつも頭の隅に置いておいて欲しい馬だ。

■条件が揃えば必ず好走する!
パナマックス(古馬500万下7着)

 ノーザンテーストの肌にクロフネという血統構成からして切れがあるとは思えないが、やはりジリジリとしか脚を使えないタイプ。ただ、控える競馬が板についてきたことで、ジリジリと良い脚は使えるようになってきた。短距離のレースはペースが激しくなれば、こういった馬も差し込んでこれるし、外差しの馬場であればなおチャンスも広がる。この2点の条件が揃えば狙いたい。また、本来はダートの方が良い馬で、ダート変わりも狙い目の一つだ。

■良化顕著。そろそろ走りごろ!
キングスデライト(古馬500万下11着)

 前走の鴨川特別のメンバーに入っても、馬っぷりは見劣らなかったが、休み明けを一叩きされて臨んだ今回は更なる良化を見せていた。ただ、今回は久しぶりのマイルで、速い流れについて行けなかった感じ。また、馬場が悪かったのも応えていると思う。いつも先行して結果が出ているので、前へ行かないと駄目なように思えるが、体の造りを見ると控えても大丈夫なので、良馬場で切れ味を生かすような競馬をすれば一気の変わり身があってもおかしくない。

■切れ味鋭い末脚が武器。
クリノメッセンジャ(新馬戦5着)

 スキャン産駒でパワー方の馬かと思っていたら、脚なども細くて長い、牝馬らしい軽い造りの馬だった。ツナギの柔軟性も高くこの馬の武器は切れ味鋭い末脚だろう。返し馬では幼さと馬場を気にするところを見せていたし、初戦を使われた上積みは大きいと思う。阪神でも問題はないが、小倉も向いているタイプで、夏競馬の間にキッチリと勝ち星を挙げて、秋にはそこそこやれる馬になっていると思う。適条件は芝のマイル戦だろう。

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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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