前走の
新潟大賞典は1番人気で13着と思わぬ大敗を喫した
デウスウルト。大橋助手は「レースまでの調整期間が短く、コース形態も合わなかった」と敗因を分析。巻き返しに向けた1週前追い切りは、12日に函館Wで4F58秒9-13秒9(馬なり)。軽快な走りで上がりを伸ばし、出来は良さそうだ。「競馬場での調整は初めてなので心配したが、思ったよりは落ち着いている。函館は初めてだが、大丈夫だと思う。状態もいい」と手応えをつかむ。昨年末のチャレンジC2着、今年の
中山金杯3着、
中日新聞杯2着と重賞で好走した実績があり、軽視はできない存在だ。
昨年の覇者
ラブイズブーシェが復活を誓う。4走連続で2桁着順とスランプに陥っているが、「今年に入ってからは馬の気持ちがなえているような感じだったが、この中間、リフレッシュして走る気が出てきた」と柴田助手。1週前追い切りは、函館Wで5F66秒0-12秒8(馬なり)をマーク。好調時の出来にはひと息だが、ひと追いごとに上向いてきた印象だ。「最近の成績で終わるような馬ではないと思っている。相性のいい函館で復活してほしい」。昨秋の天皇賞では強豪相手に4着に健闘。函館は5戦3勝と得意にしており、一変の可能性は十分にある。
提供:デイリースポーツ