巴賞2着の
レッドレイヴンが函館Wで同じレースに出走する
ホーカーテンペスト(6歳オープン)と併せ馬を行った。5F73秒8-42秒1-13秒4の時計で0秒1遅れとなったが、全身を使った柔らかいフットワークで駆け抜けた。相手に合わせるのではなく自分のリズムを貫いた分の遅れで、動きの良さが目を引いた。
騎乗した柴山は「速い時計ではなかったが、今回は中1週の競馬になるし、あまり追うとトモに疲れが出てしまう馬だからね。動きは軽く、いい状態だよ」と手応えをつかむ。津曲助手も「いい感じだったし、馬に活気がある」と追い切り内容に満足していた。
前走の
巴賞は逃げた
マイネルミラノをつかまえ切れなかった。「勝ち馬のレースになってしまったからね。ただ、最後はいい脚を使っていた」と同助手は悲観していない。3カ月の休養明けも影響した。「前走は放牧先から函館へ直接入厩する変則的な調整だったが、今回は函館に滞在している。前走より調整はしやすい」とうなずく。巻き返す要素は十分にある。
狙うは重賞初Vだ。「斤量が1キロ軽くなるし、力量的に重賞を勝てる馬だと思っている」と力を込めると、鞍上も「
巴賞組以外の強い馬もいるが逆転を狙っている」とVのイメージを膨らませていた。
提供:デイリースポーツ