世代初の重賞制覇へ。小柄な馬体を躍動させて、
ディープインパクト産駒の
ブランボヌールが函館開催を締めくくる。「中間は
テンションを考慮しながら調整してきた。現状でもいい仕上がりだと思います」と佐々木助手は自信を口にした。
新馬戦では力強い走りを見せつけた。道中は好位の内を追走。直線でちゅうちょなく馬群を割って出ると、2着馬
メジェルダ(次戦を3馬身差でV)の反撃を首差でしのいだ。「セールスポイントは瞬発力と勝負根性。実戦でいいところが出てくれましたね」と目を細める。
母ルシュクルは08年に函館で新馬戦をモノにすると、札幌の
すずらん賞で2勝目をマーク。洋芝適性の高さは娘にもしっかり受け継がれたようだ。
1週前は函館Wで余力十分に
タマモネイヴィー(4歳500万下)と併入。タイムも5F67秒9-38秒6-12秒8と文句なしだ。「使ってさらに素軽くなっている感じ。前向きさもあるし、大丈夫やね」と満足げな笑みを浮かべた岩田は、今夏の函館で19勝を挙げてリーディングを独走。
函館記念も
ダービーフィズで勝つなど絶好調だ。頼れる男のエスコートで勲章をつかみ獲る。
提供:デイリースポーツ