ようやく準オープンを抜け出した
ダローネガ。とはいえ、過去にはオープン特別を2勝、重賞でも(2)(3)着に来た実績から、再昇級でも全く引けは取らない。「2、3走前には
サトノアラジンや
ヴァンセンヌとあれだけの競馬ができたからね。ここにきてようやく馬がよみがえってきた」と佐々木師も目下の充実ぶりを実感。1週前には栗東坂路で4F52秒7-12秒6(一杯)と意欲的な追い切りで、状態は高いレベルで安定している。「今は出来がいいし、もともとの期待を考えれば重賞でも勝負になると思うよ」。血統的にも今の力のいる中京はもってこいの舞台。勢いに乗って重賞奪取だ。
スマートオリオンはパラダイスSで1400mを克服。今回はさらに距離を延ばしてくる。「今までは内で詰まったり流れに乗れないレースが続いていたので、前走は結果を出せて良かった。年齢を重ねて少しズブくなっているので、距離を延ばして、ゆとりを持って運べるのはいいんじゃないかな」と鹿戸師。この中間は美浦Wで3F38秒8-12秒7(馬なり)。19日にもWの3頭併せで最先着(5F68秒7)と調整に抜かりはない。キャリア23戦目にして芝では初めてのマイル参戦だが、新境地開拓となるか注目だ。
提供:デイリースポーツ