中1週のレース間隔だけにハードな追い切りは必要ない。それでも緊張感は持続させたい。そんな意図を感じる
メジャータイフーンの3頭併せだった。
函館W。先行したのは
ヴィータアレグリア(4歳500万下)。その1馬身後方を
シーリーヴェール(4歳500万下)と馬体を併せて追いかけた。最後に仕掛けると、軽やかな動きで4F54秒6-39秒2-12秒6を計時し、併入した。
「気持ち良く走っていましたし、フットワークも力強かったです」と三浦は好感触をつかむ。追い切りを見届けた高柳師は「指示通りです」とうなずいた。
新馬戦は好位を楽に追走し、鞍上が仕掛けると瞬時に反応して4馬身差で圧勝。能力とセンスはここでも引けを取らない。「ポテンシャルは高いです。この馬の将来につながるレースをしたい」と三浦。鞍上はここはもちろん、その先を見つめる。
オデュッセウスは函館Wで
アッラサルーテ(2歳未勝利)との併せ馬を消化。速さを押し出す走りで5F68秒3-40秒0-12秒7をマークし、1馬身先着した。手綱を取った吉田隼は「サーッと追いました。コースに入ると、少し行きたがる面を見せるので3角で少しガツンと来ましたが、仕上がりは悪くないですよ」と感触を語った。
提供:デイリースポーツ