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サイレントウィットネス、日本馬を撃破

  • 2005年10月02日(日) 15時43分
 2日、中山競馬場で行われたスプリンターズS(3歳上、GI・芝1200m)は、F.コーツィー騎手騎乗の1番人気サイレントウィットネス Silent Witness(セン6、香・A.クルーズ厩舎)が、好位追走から直線で後方から脚を伸ばした2番人気デュランダルを1.1/4馬身凌いで優勝した。勝ちタイムは1分07秒3(良)。さらに1/2馬身差の3着には3番人気アドマイヤマックスが入った。

 レースは、昨年の覇者カルストンライトオがハナに立つ展開。道中サイレントウィットネスは外目の好位、デュランダルはスタート直後に手綱を抑えて最後方からレースを進める。直線入り口でカルストンライトオと2番手集団との差は広がるも、残り100mでサイレントウィットネスが先頭。大外からデュランダル、中からアドマイヤマックスマルカキセキが脚を伸ばすが、デュランダルサイレントウィットネスの1.1/4馬身差まで迫ったところがゴールだった。

 勝ったサイレントウィットネスは、父El Moxie(その父Conquistador Cielo)、母Jade Tiara(その父Bureaucracy)という血統の豪国産馬。02年12月にデビュー。これまでに、03年-04年香港スプリント(香G1)連覇、香港短距離3冠レース完全制覇など数々の偉業を達成しており、初の1600m戦となった5月のチャンピオンズマイル(香G1)で同厩舎のブリッシュラック Bullish Luck(セン6、香・A.クルーズ厩舎)に敗れるまで、デビュー以来無敗の17連勝を記録していた。6月には安田記念(GI)に出走し、初の海外遠征、左回りの不利を跳ね返して3着と好走している。この勝利で1400m以下のレースでは18戦無敗、GIは9勝目、通算成績を20戦18勝とした。

 外国馬は、これまで昨年のケープオブグッドホープの3着が最高着順だったが、この勝利でスプリンターズS初制覇となった。

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