勢いは止まらない。3連勝中の
ティーハーフは函館の角馬場で体をほぐした後、Wで単走追い。手綱は押さえられたまま。馬なりだったが、ダイナ
ミックなフォームで5F68秒5-40秒2-13秒0を計時した。西浦師は「調整程度だけど、いい感じで馬はできている。函館は涼しいから予定通りに乗り込めた」と満足げな表情を浮かべる。
重賞初制覇を決めた前走の函館ス
プリントSは圧巻だった。破格の末脚で並ぶ間もなく、重賞ウイナーをのみ込んだ。「衝撃的でした」と国分優はそう言って目を丸くする。4連勝のかかる一戦に「どんな競馬になるか分からないけど、馬のリズムを大事に。注文もありませんから。結果を出したい」と力を込めた。
視線の先には海外遠征。指揮官は
スプリンターズS(10月4日・中山、芝1200m)で短距離王の座をつかんだ後は香港遠征をもくろんでいる。壮大な夢が詰まった秋に向けて、重賞連勝で弾みをつける。
提供:デイリースポーツ