今週末の新潟競馬では、土曜日には
BSN賞、日曜日は
朱鷺Sと、オープン特別が2鞍組まれている。各レースの注目馬について、関係者に聞いた。
■8月29日(土)
・新潟11R
BSN賞 3歳以上OP ダ1800m
アジアエクスプレス(牡4・美浦・
手塚貴久)について、手塚調教師。
「前走の
平安S(GIII・5着)は、1900mの距離が少し長かった感じもしますし、左回りの方が走りは良いですね。今週(8/26)は、北村(宏)騎手に乗ってもらって感触を掴んでもらいました。先週、今週と
アルフレードと併せましたが、少し太かったので負荷がしっかりかかって丁度良いと思います。動きも上々でした。57.5キロのハンデも許容範囲ですし、ここを勝って今後につなげたいですね」
フィールザスマート(牡4・美浦・
新開幸一)について、新開調教師。
「前走の
名古屋大賞典(JpnIII・3着)はもっと前に行きたかったのですが、ゲートを出なかったですね。前走後は脚元に軽く張りが見られたので休ませましたが、今は問題ありません。放牧から戻ってきた当初は暑さが堪えていましたが、涼しくなりましたし順調です。左回りは大丈夫ですし、初コースでも問題ないでしょう。今週(8/26)の追い切りの動きも良かったですよ」
■8月30日(日)
・新潟10R
朱鷺S 3歳以上OP 芝1400m
ミナレット(牝5・美浦・
大和田成)について、大和田調教師。
「右にモタれるところがある馬で、前走(福島テレビOP・6着)ではその悪い面が出てしまいました。前走後は短期放牧に出ています。今週(8/26)は時計が少し速くなりましたが、まずまずだったと思います。今回は左回りですし、新潟内回りの1400mの条件は合いますからね。ゲートに難があるので、上手くスタートしてスムーズな競馬ができれば巻き返せると思います」
ロサギガンティア(牡4・美浦・
藤沢和雄)について、津曲大祐調教助手。
「前走の
米子S(OP・4着)は、4コーナーで外から被せられて厳しい競馬になりました。それでも直線では突き抜けそうな感じもありましたし、力は見せてくれました。前走後は一息入れてリフレッシュしました。追い切りの動きも良かったですし、良い形で出走できそうです。スムーズならもっとやれると思いますし、新潟の舞台も問題ありません」
ベステゲシェンク(牡5・美浦・
古賀慎明)について、土谷智紀調教助手。
「前走の
CBC賞(GIII・12着)は馬場が悪く、力を出し切れなかったので参考外です。1400mは東京で1度3着に来ていますし、対応可能だと思います。新潟の軽い芝は合いますし、スムーズな走りができれば好レースできるでしょう」
コウヨウアレス(牡6・美浦・
古賀慎明)について、土谷智紀調教助手。
「前走の
バーデンバーデンC(OP・2着)はブリンカーを着用しましたが、その効果があり気を抜かずに走っていました。交わしてからも、しぶとく踏ん張ってくれましたからね。今回は放牧明けですが、追い切りの動きも上々でした。このレースは去年2着になっていますし、コース、距離とも歓迎です。粘り込みを期待します」
エスメラルディーナ(牝4・美浦・
斎藤誠)について、相田一善調教助手。
「韓国からノーザン
ファームしがらき経由で、7月31日に入厩しています。遠征疲れもなく、調子が上がってきている状態で牧場から戻ってきました。今回は昨年の
フィリーズレビュー(GII・3着)以来、久々の芝になりますが、今の走りなら芝でもいけそうな感じです。ここで走ってくれれば選択肢も広がりますし、頑張ってほしいですね」(取材・写真:佐々木祥恵)