29、30日に札幌競馬場で行われる「
ワールドオールスタージョッキーズ」。先週日曜に
JRA通算1800勝を達成した福永は、関西勝利度数1位(7月26日終了時点の成績で決定)で参戦する。
前身のワールド
スーパージョッキーズシリーズ(WSJS)は05年に初出場。過去6回で(13)(7)(5)(12)(5)(2)位と、まだ総合優勝はない。2位だった昨年に「チャンスのある馬がいたから期待したんだけど…」と振り返る。
とはいえ、WASJの選出を目標としていたわけではない。「リーディング上位を目指しているから。それで選ばれる。以前はワクワクしていたが、今は“刺激を受ける”という姿勢でやっていたらアカンと思う。こういうジョッキーが“通年”で来る時代。彼らに負けへんようにって思ってやってきたからね」。この春、
JRAの免許を取得した
M.デムーロやルメールも、かつてWSJSに参戦していた海外のトップ騎手。今は、ビッグネームに憧れてはいられない立場となった。
今年は時季と場所を変更し、個人戦に加えて
JRA代表と外国騎手・
地方競馬代表の対抗戦も行われる。「面白いと思う。賛成やね。短期免許で来ることがないジョッキーが参加するのもいい。盛り上がって成功してほしい」と力を込めた。
「くじ運に恵まれた」と話すシリーズ4頭の騎乗馬のなかでも、土曜札幌11Rの
レッドソロモンは「力上位と思う」と期待する。今春の
安田記念2着馬
ヴァンセンヌとは、昨年のWSJSで初コンビを組んだ(1着)ことが縁だった。今年もいい出会いがあるかもしれない。全国&札幌リーディングを突っ走るユーイチが“
JRAトップ”として魅せる。
提供:デイリースポーツ