叩き2戦目の
リトルゲルダが確実に上昇を告げる。川田を背に追われた1週前追い切りは、栗東坂路で4F51秒1-12秒7。調教駆けするタイプとはいえ、馬なりでこの時計は目下の出来の良さを物語る。「1週前は予定よりも時計が速くなったが、ここまでは順調にきている」と鮫島師。5着に敗れた
アイビスSDを振り返って、「出遅れて前がふさがったこともあり内へ。チグハグな内容だった。スムーズならもっといい着順だったと思う」と悔しさを隠し切れない様子。昨年は
ハクサンムーン以下を完封しているだけに、本来の調子に戻れば怖い存在だ。
3歳馬の
アクティブミノルは春以来の実戦。「帰厩後も変わりなく順調。前走(ニュージーランドT=15着)はゲートで突進してしまって…。本来はスタートの速い馬だし、ハナにでも行ければ」と北出師。馬なり主体の調整が続くなか、1週前は栗東CWで6F84秒4-12秒7(一杯)をマーク。もう少し鋭さは欲しいが、追うごとに良化。まずまずの態勢で出走できそうだ。「気性的には初戦から動けるタイプ。古馬が相手となるが、斤量差を生かしたいところ」。スピードを生かす競馬ができれば、アッと言わせても驚けない。
提供:デイリースポーツ