今回はサマーマイルシリーズ最終戦で、各陣営ともに目いっぱいの仕上げで臨む。
アルマディヴァンを送り出す高橋文師も当然ながら力が入る。前2走が
中京記念2着、
関屋記念4着でポイントは8。トップの
スマートオリオンと
レッドアリオンのポイントが11。その差はわずか3となっている。
「前2走はいいレースができた。今回は相手が強くなるが、勝てば文句なしだね」と、指揮官が話す通り、勝利すればチャンピオンに輝く。この一戦のポイントは1着馬が10、2着馬が5。上位2頭の着順に関係なく自力でもぎ取ることができる。
この中間はいったん短期放牧に出され、2日に美浦へ帰厩。6日に坂路で初時計(4F55秒8)を出している。「直前にしっかり追えば仕上がるタイプ。馬体の張りも絶好だし、引き続き調子はいいですよ」と状態の良さに胸を張る。
中山へのコース変わりについて「1回勝っているからね。むしろレースはしやすいと思っている」と前を向く。今春の幕張Sでは鮮やかな差し切り勝ちを決めている。夏のマイル王へ向けて持ち前の鋭脚を発揮する。
提供:デイリースポーツ