春の2冠は無念の結果に終わった
クイーンズリング。
桜花賞は展開に泣き、
オークスは距離も長かった。それだけに最後の1冠はおのずと力が入るところ。栗東坂路の1週前追い切りは、
M.デムーロを背に4F52秒9-12秒5(G一杯)をマーク。併せ馬で1馬身遅れたが、最後まで集中した走りを披露した。「1週前は、ミルコ(デムーロ)とも話をしたけど、しっかりとやりたかった。動きは良かったですよ」と吉村師。入念な乗り込みを重ねたことで、「体のボリュームも増していますね。
ステップレースですが、力の出せる状態に仕上げたいと思います」と態勢は万全だ。
オークスでは17着と崩れた
シングウィズジョイ。前哨戦の
フローラSを勝っての臨戦だっただけに、案外な結果に終わったが、「今思えば、
オークスのころは疲れもあったかな」と友道師は敗因を分析。夏場はしっかりと充電に充て、反撃の秋を迎える。1週前追い切りは内田博を背に栗東CWで6F81秒3-11秒5(一杯)。追われると鋭い伸び脚を発揮し、併走馬を突き離した。「重い馬場でもしっかりと動けていたし、体も成長していますね。次につなげるためにも、差のない競馬をしてほしい」。前に行った馬の好走が目立った先週の阪神競馬。安定した先行力を武器にまずは好スタートを切る。
提供:デイリースポーツ