オーストラリア遠征を控えた
フェイムゲーム(牡5・美浦・
宗像義忠)が、9月16日午後、美浦トレセンの北B(ダート)コースで、
北村宏司騎手を背に国内最終追いを行った。午後4時を回って北馬場に入ってきた
フェイムゲームは、角馬場でほぐしてから北Bコースを左回りで軽く流した後に、右回りに替えて併せ馬の追い切りを行った。
「出発前としては良かったですね。あの馬の追い切りには北村騎手が1番乗っていますし、感触がよくわかると思って今日も騎乗してもらいました。良い感じだと言ってくれましたよ。普段と違ってずっとダートコースでの調整になりましたが、ダートが少し薄く脚元に響く面もあるようなので、そのあたりを気をつけながら調整をしてきました。昼夜逆転のような時間帯ですけど、帯同馬もいますし、不安がったりもしていません。思ったよりも涼しくなってくれたのも、助かっています。
国内ではありますがいろいろな場所に移動していますので、多少体重は減るでしょうけど、環境の変化は大丈夫だと思います。春の天皇賞時と比べて、余計なことをしなくなってきましたし、精神的には成長しています。斤量はあまり背負わされなければ良いなと思います。いろいろな意味で初めてなので、期待と不安が入り交じっていますし、まずは無事にと考えています」と
宗像義忠調教師はコメント。
フェイムゲームは、昨日(9/15)国内最終追い切りを済ませている
ホッコーブレーヴ(牡7・美浦・
松永康利)とともに、9月18日の午後9時、KZ283便にて成田空港から出国する。両馬とも10月17日の
コーフィールドC(G1・芝2400m・コーフィールド競馬場)から、11月3日の
メルボルンC(G1・芝3200m・フレ
ミントン競馬場)に向かう予定。(取材・写真:佐々木祥恵)