スマートフォン版へ

リアファル菊花賞へ、音無師「胸を張って行ける」/神戸新聞杯

デイリースポーツ
  • 2015年09月28日(月) 12時00分
 今週もルメールの手綱がさえた。菊花賞トライアル「第63回神戸新聞杯・GII」(芝2400m)は27日、阪神11Rに15頭で争われ、先手を奪った3番人気のリアファル(栗東・音無)が後続を寄せつけずに逃げ切りV。菊取りへ名乗りを上げた。鞍上のルメールは先週のローズSに続いてのトライアルV。勝ちタイムは2分26秒7。スタート良く飛び出すと、5F通過が1分2秒4とマイペースの逃げを展開。直線に向くと後続をスッと引き離し、上がりを34秒1にまとめて悠々とフィニッシュした。1番人気のリアルスティールは2馬身差の2着。中団からスムーズな競馬はできたが、差を詰め切れなかった。さらに2馬身半差の3着に入った7番人気のトーセンバジルまでが菊花賞(10月25日・京都、芝3000m)への優先出走権を手にした。

 自らの判断で勝利を手繰り寄せた。ルメールはトレーナーから「行く馬がいるので控えてもいい」と言われていたが、好発を切ると迷わずハナに立つ。「リラックスして前に行けた。直線に向いてもしっかり走ってくれた。スタミナがすごい」と、危なげのない完勝に舌を巻く。

 これで芝へ転向後は2戦2勝だ。春は若葉Sへの出走も検討されたが、ソエの影響で自重。僚馬で、ダート重賞3勝馬クリソライトの異父弟という血統や、脚元の負担を考慮し砂路線を歩んだ。5月の鳳雛S3着後に休養を挟み、ソエの完治を待っての芝挑戦。音無師は「もともと芝でという気持ちはあった。クリソライトゴールドアリュール産駒だが、この馬はゼンノロブロイ産駒だしね」と頬を緩めた。

 次戦はもちろん菊花賞へ。音無師にとっては、08年オウケンブルースリ以来の2勝目がかかる。「(神戸新聞杯3着からの臨戦だったブルースリと違い)今回はトライアルを勝って、胸を張って行ける」と手応え十分。ルメールも「この秋はGIを勝てるチャンスのある馬に乗れるし、楽しみ」と声を弾ませた。新星が、一気に世代の頂点まで駆け上がる。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す