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ストレイトガールが国内最終戦V、藤原英師「香港で有終の美を飾りたい」/スプリンターズS

デイリースポーツ
  • 2015年10月05日(月) 12時00分
 グローバルスプリントチャレンジ「第49回スプリンターズS・GI」(芝1200m)は4日、中山11Rに15頭(マジンプロスパーは出走取消)で争われ、1番人気のストレイトガール(栗東・藤原英)が、春のヴィクトリアマイルに続くGI2勝目を挙げ、リベンジを狙う香港遠征に弾みをつけた。ハクサンムーンが押してハナを奪い、前半3Fは34秒1。GIとしては緩いペースで進み、ストレイトガールは中団で末脚を温存。直線では馬群を切り裂くように抜け出し、国内最終戦を見事に勝利で飾った。勝ちタイムは1分8秒1。3/4馬身差の2着は11番人気のサクラゴスペル、さらに首差の3着には9番人気のウキヨノカゼが入った。

 戸崎圭は「春に千六でGIを勝たせてもらったが、やはり千二でGIを勝ててうれしい。いい切れ味を持つ馬。しまいは確実に伸びる自信があった」と声を弾ませる。主戦場にしてきた6F戦でつかんだビッグタイトル。史上7頭目のスプリント&マイルGI優勝馬として、歴史に名を刻んだ。

 藤原英師も破顔一笑だ。「本当に馬に感謝。ミラクルな勝利です」と愛馬に最敬礼。昨年2着に敗れた一戦での、リベンジにも成功し、「去年はぶっつけだったけど、その経験も踏まえ、前哨戦から中2週でここ、と決めた。叩いて出来は右肩上がりだったし、絶好調だった」と満足げにうなずいた。以前はテンションが上がりやすく、詰めて使えなかったが、昨年末に香港遠征も経験し、精神面が成長。今回の“必勝ローテ”を可能にした。

 次の目標は引退レースとなる香港スプリント(12月13日・シャティン、芝1200m)制覇だ。正真正銘のラストラン。指揮官は「香港で有終の美を飾りたい」とキッパリと言い切った。昨年3着に敗れた雪辱を果たし、今度は世界の舞台にその名を刻み込む。

提供:デイリースポーツ

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