宝塚記念でGIタイトルを奪取した
ラブリーデイが満を持して始動戦に臨む。「休み明け初戦としては、まずまずの状態だと思います」と池江師は上々の仕上がりを口にした。
より距離適性が合致すると思われる
毎日王冠ではなく、あえてこの舞台を選んだのには訳がある。「京都の2400mはちょっと長いかもしれないが、
毎日王冠よりはいいと思ってね。東京2回、中山1回の輸送があるので」とトレーナーは説明。秋は古馬王道路線(
天皇賞・秋→
ジャパンC→
有馬記念)を歩むことが決定済み。長距離輸送による消耗を少しでも避け、本番で100%のパフォーマンスを発揮させたい考えだ。
状態面は着実にアップしている。1週前追い切りでは
プリンスダム(4歳1000万下)を相手に、きっちりとしまいを伸ばして0秒4先着。3頭併せで後れを取った2週前とは雲泥の違いだった。「これで一応の態勢が整う」と師は納得の表情を浮かべていた。
有力古馬の引退が相次ぐなか、上半期
グランプリホースへ向けられる視線は自然と熱を帯びる。秋のGIで主役を務めるべく、ここで大きく弾みをつけたいところだ。
提供:デイリースポーツ