毎日王冠(GII・3歳以上OP・芝1800m)に向けて、
イスラボニータ、
スピルバーグ、
ディサイファの追い切りが行われた。追い切り後の陣営のコメント。
イスラボニータ(牡4・美浦・栗田博憲)について、
蛯名正義騎手。
「前走の
中山記念(GII・5着)は、道悪だけが原因というわけではないと思います。どうもしっくりこなかったという感じがありました。これは2走前のJC(GI・9着)でも感じましたし、この馬本来の走りではないと思いました。今回はそれを踏まえて調整をしてきています。今日の追い切りは若干重めでしたが、体重が重いというより息が今ひとつという感じです。ただ1週ごとに良くなっていますし、ようやく間に合った感じです。何とか良い形でスタートを切って、秋のGI戦線に繋げられたらと思います」
スピルバーグ(牡6・美浦・
藤沢和雄)について、藤沢調教師。
「稽古はさほど動く馬ではないですけど、今日の追い切りは満足のいく動きでした。とても順調ですね。東京コース以外はあまり良績がないですが、東京では頑張って走ってくれますからね。なので秋も東京から使いたかったですし、予定通りに来ています。今年はまだ関西(
大阪杯・GII・4着)とイギリス(
プリンスオブウェールズS・GI・6着)で走っただけですが、この後は得意の東京でのレースが続きますし、楽しみにしています」
ディサイファ(牡6・美浦・小島太)について、小島良太調教助手。
「本番の天皇賞(11/1・GI)を見据えて8分程度の仕上げですが、今日の追い切りはいつも通りの時計(54.6-39.4-26.2-13.3)でした。いつもは追って終いは13秒半くらいの時計が出ますが、今日は気合いもつけていないですし、それを考えると良かったと思います。
札幌記念(GII・1着)の時と比べても悪くはないですね。目標は天皇賞ですし、今回は8分程度で丁度良いと思います」
(取材・写真:佐々木祥恵)