「2歳新馬」(京都5R・芝1600m)
良血牝馬が秋の京都競馬の開幕を彩った。1番人気の
シンハライト(牝、
父ディープインパクト、栗東・石坂)が好位追走から抜け出し、牝馬限定のメイクデビューをV。
11年のラジオNIKKEI杯2歳Sを制した
アダムスピークの全妹がセンスあふれるレースぶりで勝ち上がった。スタート良く飛び出し、道中は好位のポジション取り。手応え良く抜け出した直線の半ばで3番人気の
オウケンビリーヴ(2着)に迫られたが、池添の左ステッキが一発入ってからの加速が秀逸。1馬身1/4差突き放してフィニッシュした。勝ちタイムは1分36秒3。全兄に昨年の2歳王者
ダノンプラチナを持つ
リボンフラワー(2番人気)はさらに1馬身3/4差の3着。中団から脚は見せたが、上位2頭には及ばなかった。
池添は「センス抜群ですね。こんなに柔らかいフットワークの馬に乗るのは久しぶり」と大絶賛。良血馬の勝利に、石坂師は「これがきょうだいで一番やと思う。
桜花賞を目指していくよ」と早くもクラシックを意識していた。
提供:デイリースポーツ