25日、京都競馬場で
菊花賞(3歳・牡牝・GI・芝3000m)が行われ、好位の内でレースを進めた
北村宏司騎手騎乗の5番人気
キタサンブラック(牡3、栗東・
清水久詞厩舎)が、直線で内の馬群を抜けて先頭に立ち、ゴール前で差を詰めた2番人気
リアルスティール(牡3、栗東・
矢作芳人厩舎)をクビ差振り切り優勝した。勝ちタイムは3分3秒9(良)。
さらに1/2馬身差の3着に1番人気
リアファル(牡3、栗東・
音無秀孝厩舎)が入った。なお、3番人気
サトノラーゼン(牡3、栗東・
池江泰寿厩舎)は5着に終わった。
勝った
キタサンブラックは、
父ブラックタイド、
母シュガーハート、
その父サクラバクシンオーという血統。血統面や
日本ダービーを14着と惨敗したことから、前走の
セントライト記念から距離を懸念され続けていたが、これを見事に覆す連勝で最後の1冠を手にした。また、本馬のオーナーで歌手の北島三郎さん(馬主名義は大野商事)にとってもこれが初めてのGI制覇となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
キタサンブラック(牡3)
騎手:
北村宏司厩舎:栗東・
清水久詞父:ブラックタイド母:シュガーハート母父:サクラバクシンオー馬主:大野商事
生産者:
ヤナガワ牧場
通算成績:7戦5勝(重賞3勝)
主な勝ち鞍:15年
セントライト記念(GII)
【
北村宏司騎手のコメント】
本当に嬉しいです。(レースは)あまりポジションにはこだわらず柔軟に行こうと思いました。距離はどうかなと思いましたが、信じて乗りました。前半思ったより馬が我慢してくれたので、力を残して直線に向くことができて、最後まで頑張ってくれました。いつも応援して乗せていただいたオーナーに感謝したいと思います。
【北島三郎オーナーのコメント】
皆さんありがとうございました。涙が出ました。レースは今まで全て関東でしたが、今日は地元の関西ですから勝つと思っていました(笑)。公約してましたから、歌うよ!(と、「まつり」のサビの部分を熱唱)