アルゼンチン共和国杯(GII・芝2500m)に、美浦から出走する各馬について、追い切り後の関係者のコメント。
ゴールドアクター(牡4・美浦・
中川公成)について、中川調教師。
「相変わらず気性は子供っぽいところがありますが、成長力を感じますね。3歳時はトモがゆるかったですが、古馬になってパンとしてきました。今週(11/4)は、予定通りの追い切りでした。時計は出ていましたが、無理をしていないので大丈夫です。柔らか味もあって動きも良く、万全の態勢だと思います」
マイネルフロスト(牡4・美浦・
高木登)について、高木調教師。
「前走の
オールカマー(GII・9着)は休み明けということもあり、いくら追ってもピリッとしませんでした。実戦を使わないと良くなってこないタイプですね。使って明らかに良くなっていますし、馬体にも張りが出てきました。2500mのレースなので、
テンションをあまり上げないようにしてきました。最近折り合いがつきやすくなっていますし、ダービーも3着に来ていますから、距離もこなせると思います」
プロモントーリオ(牡5・美浦・
萩原清)について、萩原調教師。
「今週(11/4)は時計は遅かったですがこれは予定通りですし、動きは悪くなかったです。前走(
オルフェーヴルM・1600万下・1着)の内容も悪くないですし、休養前に比べて全体的にレベルは底上げされています。前走はプラス12キロと少し太かったですが、この中間絞れている感じもありますし、相性の良い舞台で期待しています」
ヒラボクディープ(牡5・美浦・
国枝栄)について、国枝調教師。
「前走(丹頂S・OP・1着)はもう1度ブリンカーを装着してみましたが、道中の動きも良かったですし、馬の体調も良かったですね。前走後は放牧に出て、ここを目標に調整してきました。放牧に出たことで気持ちがほぐれたのか帰厩当初は少し緩く感じましたが、だいぶしっかりとしてきました。今週(11/4)は、前の馬を追いかける形で長めからやりましたが、良い状態だと思います。体重は前走と同じくらいになるでしょう。元々期待していましたし、ディープ産駒ですが力強さがあるタイプなので、これからしっかりしてくればさらに大きいところも狙っていける馬だと思います」
スーパームーン(牡6・美浦・
藤沢和雄)について、津曲大祐調教助手。
「昨年のこのレースも3着と見せ場十分でしたし、休み明けを1回使って気配は上向いています。相性の良いコースですし、攻めの動きも良化しています。ハンデも昨年と同じですし、昨年騎乗した内田(博)騎手に戻って楽しみです」
(取材・写真:佐々木祥恵)