「2歳新馬」(京都5R・芝2000m)
注目の5億対決を制したのは1番人気の
ディープインパクト産駒サトノダイヤモンド(牡、栗東・池江)。ゆったりした流れのなか、道中は絶好位の2番手からレースを運ぶ。4コーナー手前で外から4番人気の
ダノンアローダがまくる展開となったが、動じることなく直線へ向くと、鞍上のルメールが軽く気合をつけただけで鋭く反応。1頭だけ違う脚色で突き抜け、鮮烈な初陣Vを決めた。勝ちタイムは2分3秒8。
母マルペンサはアルゼンチンでGI3勝。13年のセレクトセール当歳セリで2億4150万円で落札された良血馬が勝ち名乗りを上げた。2番人気で2億5200万円で落札された
ロイカバードは勝ち馬をマークするように運んだが、2馬身半差の2着。さらに2馬身半差の3着には
ダノンアローダが粘り込んだ。
手綱を取ったルメールは「とてもいい馬。乗りやすい馬でノーステッキで勝つことができた。(ダービーの)2400mでも大丈夫。今年乗った2歳の中では一番の馬」と能力に太鼓判を押した。次走は未定で、年内に1走する予定だ。
一方、2着に敗れた
ロイカバードの
武豊は「能力はありそう。素質はある。良馬場の方が良さが出るんじゃないかな。勝った馬が強かった」と語った。
提供:デイリースポーツ