チーム一丸でVをつかむ。京都で未勝利戦を快勝した
ナイトオブナイツが勢いに乗ってGIIへ挑戦。新馬戦は4角で外へ逃げる若さを見せて4着に敗れたが、レース後に着けた矯正馬具の効果がてきめん。2戦目は走りの
バランスが格段に良くなって、コーナリングもスムーズ。直線も真っすぐに伸びて後続を突き放した。
担当の岡冨助手は「強い競馬でしたね。時計も優秀。松山君も勝ちっぷりを絶賛していました」と振り返る。3日の
JBCスプリントを
コーリンベリーで制してGIジョッキーとなった松山だが、かつて所属していた池添兼厩舎の管理馬での勝利は1年9か月ぶりだった。「“やっと勝てた”って僕以上に喜んでいました」と笑みを浮かべる。
馬房内をグルグルと回る“旋回癖”のある馬だが「馬栓棒(馬が外へ出ないように馬房の入り口に渡してある棒)に工夫をしたら効果がありました。そこから馬がグンと良くなりました」と語る。上昇一途の今なら1F延長は望むところだ。
提供:デイリースポーツ