朝日杯FSに向けて、
リオンディーズが順調だ。
今週水曜に1週前追い切りを消化しているが、ウッドチップコースで先行する
レッドカイザーを追いかけるかたちの併せ馬で遅れをとったままのゴールだった。これについて岸本助手は「ステッキを持たずに、無理をせずに乗った」と前をつかまえる意図はなかったことを話した。
また、デビュー戦のレースぶりや兄・
エピファネイアの気性から、陣営はレースでどのように引っ掛かるのかを気にしていた。しかし、この中間の調教でそのあたりをチェック。「どのような具合でハミがかかるのかと思っていましたが、全然大丈夫」(岸本助手)としていた。
今週末、来週の本追い切りでどのような仕上げになるのか、注目だ。
ルーラーシップの全弟にあたる
ショパンのデビュー戦は12月20日阪神芝2000mに内定している。今週の調教では、コンビを組む
ミルコ・デムーロ騎手が騎乗。パートナーの感触をつかんだ。
かつて
ルーラーシップを担当し、その背中を知る岸本助手によれば「
ショパンの背中の雰囲気はお兄ちゃんによく似ています」とのこと。精神面については「気性的にはまだ子供ですね。まだ集中力が足りないのでハミに向かってグッと走ってくるようなところはありませんね」と課題をあげた。
(取材・写真:花岡貴子)