朝日杯フューチュリティS(GI・芝1600m)に出走予定の
アドマイヤモラール、
ショウナンライズ、
ハレルヤボーイ、
スリラーインマニラの4頭が、16日(水)に追い切りを行った。追い切り後の関係者のコメント。
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アドマイヤモラール(牡2・美浦・
上原博之)について上原調教師。
「新馬戦(3着)、2戦目(2着)は大外枠だったこともあり、外に逃げてしまってまともな競馬ができませんでしたが、前走の
京王杯2歳S(GII・2着)は大外枠ではなかったですし、普通に競馬ができて終いも良い脚を使ってくれました。 今日は前の馬を目標にして、単走で追い切りました。動きも良かったですし、この馬なりに良い状態に仕上がっています。能力はある馬ですし、以前よりも馬がしっかりしてきて上積みもありますので、楽しみです」
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ショウナンライズ(牡2・美浦・
上原博之)について、上原調教師。
「前走の
くるみ賞(500万下・1着)はノーステッキで勝ってくれましたし、将来的なことを考えても
ダイワメジャーの男の子の中では非常に期待できる馬です。先週併せ馬でビッシリとやっていますし、今日は馬を前に置いて単走のつもりでしたが、直線では併せ馬の形になりました。馬は元気ですね。馬体は父よりコンパクトですけど、スピードの持続力のあるところが似ていると思います。馬体の
バランスも良いですね。体が小さい分機敏さがありますし、行き出せば追い切りでも競馬でも前向きな馬ですよ」
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ハレルヤボーイ(牡2・美浦・
田村康仁)について、田村調教師。
「ここ2戦(
東スポ杯2歳S、
サウジアラビアRC)の5着2回は、もう少しきわどい競馬ができたのではないかと自分の中では思っています。勝ち馬は強かったですが、位置取り次第では3着くらいはあったと思いますね。今回は良いジョッキー(浜中騎手)を押さえられましたし、人気もあまりないでしょうから、気楽な立場で向かえそうです。
阪神右回りの1600mは差しの競馬になることも多いですし、この馬の脚質には向いていると思います。ここ2戦はスタートが良かったですけど、それまでのイメージがあって、ジョッキーも構えて抑えてしまったのかもしれないですね。今回は終いの切れ味がそがれない程度に、ある程度の位置で流れに乗って競馬ができればと思います」
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スリラーインマニラ(牡2・美浦・
武井亮)について、武井調教師。
「調教では元々動く馬ではないですが、今日は良い動きでした。乗り手の感触も前走以上だったようです。未勝利を勝つまで時間はかかりましたが、未勝利、500万下とダートで2連勝しているようにダート替わりも良かったのかもしれません。ただ1つ勝った後に馬が良くなってもいました。芝を使って負けていた時よりも、体も増えて充実してきました。この状態でどこまでやれるのか楽しみでもあります。マイルはやや長い気もしますが、前走では控えるレースができましたし、そのあたりに期待したいですね」
なお同レースに登録のあった
キャプテンペリー(牡2・美浦・
岩戸孝樹)は、12月19日(土)中山9R
ひいらぎ賞(500万下・芝1600m)に出走を予定している。
(取材・写真:佐々木祥恵)