衝撃の末脚を披露した
新潟2歳Sから4カ月。充電を完了した
ロードクエストが、
パワーアップを遂げてターフに戻ってくる。
メンバー最速の上がり3F32秒8で4馬身差のV。最後方から17頭をごぼう抜きした前走は、今年の2歳戦で最もインパクトがあったと言っても過言ではない。「オーナーとも“これは強いな”って話をしましたよ」。小島茂師も驚きは隠せなかったという。
圧巻の内容を受け、路線をクラシック一本に絞った。GIの
朝日杯FSではなく、
皐月賞と同じ中山芝2000mを選択。休養で成長を促し、レースの2カ月前に帰厩した。「数字としては表れていないけど、間違いなく幅が出た。それに威張るようになってきたんですよ」と指揮官も風格漂う愛馬を頼もしげに見つめる。
1週前には美浦Wで3頭併せを消化し、5F69秒8-12秒4(馬なり)をマーク。「思った以上に動きは良かった。気負わず、後ろで折り合えていましたね」と仕上がりは万全に近い。東西の素質馬が集結し、豪華メンバーとなった今年の
ホープフルS。ラ
イバルを一蹴し、来春へ夢をつなげる。
提供:デイリースポーツ