現在54勝で堂々と全国リーディングトップに立つ堀厩舎が
有馬記念に4連勝中の上がり馬
アルバートを送り出す。「18日に出走を決めたが、メンバー的に付け入る隙はあると思っている。それが出走を決めるひとつの要素となった」と敏腕トレーナーはキッパリ言い切った。
最終追い切りは美浦W。僚馬
エルマンボ(5歳1600万下)の内を追走し、ゴールでは1馬身先着して見せた。刻んだタイムは4F53秒9-38秒9-12秒8と文句なし。目下の充実ぶりをアピールするように終始、迫力あふれる動きを披露した。
堀師は「しまいまでしっかり伸びていた。この中間に皮膚病が出たが、回復し、20日には追い切りができた。夏の函館戦の前に半年ほど休養して、弱かったトモが良くなったことが大きい。ハミ受けも良くなった」と愛馬の成長ぶりに目を細める。
前走のステイヤーズSでは中団追走から直線鋭い末脚を繰り出して重賞初制覇。2着馬を5馬身突き放す圧勝劇を演じた。「前走では次につながる競馬ができた」と指揮官は手応えを口にする。手綱を取るアッゼニも「レースのたびに成長している。今回もとても楽しみだ」と大きな期待を寄せる。勢いに乗る
アドマイヤドン産駒が5連勝で
グランプリ制覇を狙う。
提供:デイリースポーツ