気持ちの乗った走りだ。
菊花賞7着以来となる
ブライトエンブレムは、美浦Wで3頭併せ。
デピュティプライム(2歳500万下)、
ボーンレガシー(2歳未勝利)にそれぞれ半馬身遅れる形となったが、4F57秒3-41秒8-13秒3の時計で軽快な動きを見せた。
騎乗した小島茂師は「少し遅れたが、手応えに余裕はあったからね」と説明したうえで、「先週は少し重い感じだったが、調教が進むにつれて具合は良化している。絶好調とまではいかないが、力は出せる出来にある」と手応えをつかむ。
菊花賞はアク
シデントに見舞われた。3角で他馬に前をカットされ、鞍上が手綱を引っ張る不利が発生。首に負荷がかかってしまった。「帰厩当初は首の張りを気にしていた」と師は振り返る。それにより走りの
バランスが崩れていたが、うまくケアをしながら調整を進めたことで改善。「首の感じはだいぶ良くなっている」とうなずく。いい形で再始動戦を迎えられる。
小島茂師は68年の申(さる)年生まれで2016年は年男になる。「12年に一度のことだし、あやかりたいね」とニヤリ。「ここでいい競馬をして来年は躍進してほしいね」と人馬ともの好スタートに力を込める。年男のトレーナーと飛躍を期待される素質馬のコンビが、年始一発目の重賞で好スタートを決める。
提供:デイリースポーツ