31日、
中山金杯に向けて
ヤマカツエースが追い切られた。CWコースで6ハロンから82秒1-12秒3で一杯に追われた。終い重点の内容で、持ち乗りで担当する土屋助手は「感触はよかった」と納得の表情だ。
23日にも同じくCWで6ハロンから83秒7-12秒8、さらに27日には坂路で59秒2-13秒8で追い切られており、意欲的に調整を重ねられている。「あとは年明けの3日に軽めに時計を出してから中山へ向かう」とのことだ。
前走、
福島記念(芝2000m)で
ニュージーランドトロフィー(芝1600m)に続く重賞2勝目、通算4勝目をあげた。勝ち鞍の距離は未勝利戦が芝1200m、500万下が芝1400mと多種多様だが、今後は今回くらいの距離で落ち着きそうだ。
「本来は2000mが適距離だと思って育てている。2歳や3歳のはじめは能力で短距離もこなしてきたが、古馬になったら筋肉隆々の短距離を得意とする馬たちと戦うのは体型的にも得策ではないと思う」(土屋助手)
馬体重は12月下旬の段階で約500キロ。最近、胸前とトモの筋肉がより発達してきたという。
「まだまだ完成途上。今後、もう少しトモが丸くなっていくのが理想的。でも、現段階なりに仕上がっているので、恥ずかしい競馬はしないと思う」
鞍上に
池添謙一騎手を迎えて挑む新春競馬・
中山金杯。昨年は同じ
キングカメハメハ産駒の
ラブリーデイが制している。
「
キングカメハメハらしい成長力を感じさせる馬。来年はもっと成長すると思う。幸先のいいスタートを切れるといいね」
(取材・写真:花岡貴子)